Welcome to Wellbeing Coffee

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2022/06/08 14:38


村上市は新潟県の最北に位置するかつての城下町で、今でも古い町屋が並んでいます。
地酒や鮭、北限の茶所として「村上茶」も有名なのですが、城下町ならではの歴史ある和菓子店のほか、気鋭のパティシエが手がける洋菓子店や独自のスイーツを楽しめるお店も増えていて、なかなか面白いことになっているなぁと感じています。

今、NIJIYAのコーヒーと相性の良いスイーツはどれなのか?
頼まれてもいないのに、個人的に気になっていた村上のお菓子と当店のコーヒーとの相性について検証してみました。
あくまで個人的な感想ですが、参考にしていただけたら嬉しいです。



# その1
冨士美園さん(長井町)の「雪国紅茶ひとくち羊羹」× カフェインレス - コロンビア ブーゲンビリア農園EX[深煎り]


レトロなパッケージがかわいい。
雪国紅茶の茶葉をふんだんに使用している羊羹で、今年の3月に新しく販売されはじめたようです。

白あんを使って、お茶本来の色と香りをそのまま出しているんですね。
色は、小豆の羊羹に比べて透明感がありますが透けるほどではなく、茶葉を贅沢に使用しているのが想像できます。

お皿に取らずに個包装のまま手軽にいただけるうえ、あっさりめの食感とちょうど良い甘さでツルッと一瞬でなくなります。
最初は「控えめかな」と思う紅茶の存在が後半一気に訪れ、むしろ食べ終わった後の余韻がめちゃくちゃ紅茶!
予想の半分の時間で食べてしまうほど、軽さがあっていくらでも食べられそうな和菓子でした。

羊羹、そういえばこれまであんまり自分で買って食べる機会なかった。。
あの、ねっとりした小豆の食感、味は好きだ!
けどどうしても「おばあちゃんおじいちゃんが好きな」という修飾部がちらついて重たいイメージと、不器用な私が食べるには手のベタベタも避けては通れず、予想の段階で積極的に手を出す気になれない食べ物のひとつでした。
なので、世の中にはすでにオーソドックスな「小豆」以外に色々あるのかもしれませんが、全くその世界に触れていなかった私の衝撃たるや。

羊羹?この軽さは何?!しかも、紅茶味!!!
これっていろんな食材と組み合わせられるってことですよね。
材料もシンプルで油も使わないし、色々応用できそう。。
何やら、無限の可能性を感じます。

羊羹そのものに対する思考で忙しく、ペアリングに全っ然集中できない事態に。
最終的にコーヒー、残ってとっくに冷めてます…

肝心のコーヒーとの相性ですが、上品で繊細な印象のブーゲンビリア(デカフェ)は、このスイーツと合わせることによって単独で飲んだ時には気づかなかった苦味やコクが発見でき、個人的には興味深かったです。

ただ、やはりさらに繊細で甘さも控えめな紅茶味の羊羹を楽しむのに、深煎りのコーヒーは強すぎる印象をもつ方もいらっしゃるかもしれない。

上品さが共通点ともいえるスイーツとコーヒーの組み合わせ、私はありだなと思いましたが、もしかしたらフルーティなエチオピア・イルガチェフェとの相性はさらに良いかもしれないですね。
今度、試してみます!

「雪国紅茶ひとくち羊羹」、村上のお土産にもぜひおすすめです。


冨士美園さん
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Colombia Buganvilla Castillo Washed DECAF / Fullcity Roast
柑橘系の香りとシルキーで柔らかい口当たり、栗やチョコレートのような甘みと滑らかな飲み口で、カフェインレスとは思えない洗練された風味をお楽しみいただけます。

WHOLE BEAN
1g / 11円
100g / 1,050円
200g / 2,040円

ローストについて
深煎り / 甘みとドシッとした苦味が際立つ、コーヒーの「味」に特化した焙煎。
ダークチョコのようなカカオ感とあと引く甘さのコロンビアをぜひご堪能ください。